近年、BtoBマーケティングにおいても、「コンテンツマーケティング」が重視されるようになってきました。しかし、いったいより多くのお客さまの目に触れやすい「コンテンツ」の内容はどんなものなのでしょうか? マーケティングオートメーションをはじめ、マーケティングや販促の「仕組み」については、多くの人がさまざまな提案をしていますが、寡聞にして「コンテンツ内容の質」について語られていることは少ないように思います。
KID'S COMPANY では、マーケティング・販促の仕組みを、大きく「集客」「成約」「継続」の3つのフェイズで考えており、コンテンツの質については、この3つのフェイズごとで大きく内容が異なると考えています。
「集客」のフェイズでは、より多くのお客さまの目を引くことが大切で、たとえば「いまこんなことで困っているのだが、解決方法はないだろうか?」といったお客さまマインドに対して画期的な方法を提案できれば、集客に結び付きます。
しかし、「成約」のフェイズでは、お客さまは問題の解決方法に関してはある程度計画を持っていて、必要なのは数社に絞った候補の中から、どの取引先に発注するべきか? という判定のための詳細な情報提供が必要になってきます。また、その細目が決定された判断基準である「設計思想」や「企業文化」なども厳しく問われ、この背景情報の質が企業のブランド力にも直結、成約率に大きく影響します。
※「成約」に関するコンテンツ内容に関しては、以下のブログも参考にしていただければと思います。
また、「継続」のフェイズでは、すでにご購入いただいたお客さまに対して、オプション品の追加購入をした場合の快適性や、メンテナンス契約のおすすめ、あるいは自社の商品ラインアップを紹介してご検討の材料にしていただくなど、お客さまの購入頻度や購入総額のアップを目指す、あるいはアフターフォローを手厚くして、ファンになっていただくなどの手当が必要であり、当然「集客」時のような派手な情報も「成約」時のような細目性とも異なる気配りアプローチが必要になるでしょう。
このように、販促・マーケティングにおいては、それぞれのフェイズでこまかに目的の異なる「コンテンツ」が必要であり、言葉遣いや、情報の詳細さと省略・要約度のバランスをどの程度にするかなど微調整が必要です。KID'S COMPANY では、BtoB企業の多くの業種で販売促進ツールを制作してきており、これらのフェイズに応じたこまやかなコンテンツ(原稿)作成が可能です。
KID'S COMPANY ではコンテンツ制作に入る前に、上記のような制作するコンテンツの役割や目的を精査し、本当に企業に役立つコンテンツ制作をご提案しています。「集客」目的でのご相談をいただきながらも、お打合せをしているうちに「成約」に直結するツールの必要性が明確になって、あらたにパンフレットを制作することになる、ということもよくある話です。このコーナーでは、コンテンツ(原稿)制作の流れを紹介して、実際のご発注いただく場合の仕事の流れをご説明しています。いま御社で課題とされている制作物の目的などを、思い描きながら一読いただき、ご発注目的を明確化していただければと思います。
コンテンツ/原稿作成代行の基本サービスには、大きく、取材・キャッチフレーズ・構成案の3つの基本技能が含まれています。
取材のみ、キャッチフレーズ制作のみ、構成案のみという仕事の仕方がないわけではありませんが、ビジネスで活用する安定感あるライティングを行うためには、大なり小なり、これら3つのスキルを組合せ活用した結果として、成果物としての「原稿」を納品する形になることがほとんどです。
通常は、どんなツールを制作するのかを決めた上で、取材から構成案を経て原稿作成までを、一括したサービスとして提供していますが、たとえば「取材記事」のみの仕事や、キャッチフレーズのみ、ネーミング案出しのみ、あるいは社内企画のための構成案のみ作成するケースもあります。
(また、上記の基本サービスに原稿の修正・訂正などもセットにしたパックサービス(企業向け・代理店向け)もご用意しています。企業さま向けには、こちらの方がお得かと思います。)
以下では、それぞれ個別のサービスとして紹介していきます。
私が、どんな仕事でも、もっとも大切にしているのが、「取材」です。
ーーーー■営業マンへの取材
優秀な営業マンの方に「文章を書いてください」と言っても、なかなかそんな時間はありません。しかし1時間ほど時間をいただいて、質問に答えるだけなら、答えやすいものです。ただ、質問に答えるだけで、文章の素材はストック終了。あとは、こちらで適切な長さ、表現で文章にし、製品の良い点をしっかりと見つけて、それをわかりやすく、印象的な文章に仕上げます。
応用ツール例:営業マンの「効果的セールストーク」を印刷物にまとめる
ドラマティックパンフ制作サービス
----■技術者への取材
また、企業の優位性を支えているのが、独自技術という場合も多いのですが、技術者の方も文章を書く時間はなかなか取れないものです。KID'S COMPANYでは、技術者の方の専門分野に特化した内容を聴き取り、それを、より幅広いお客さまに対してアピールできる原稿として仕上げるという作業も得意としております。
この、技術情報の取材+原稿作成サービスは、KID'S COMPANYのコアサービスであり、「テクニカル・インタビュー」サービスとして独立して提供もいたしております。「とにかくまず、技術の優位性を平易に語ったまとめ記事をつくりたい」といったご要望にすばやく、的確に対応いたしております。
詳細紹介:技術情報をていねいなインタビューでコンテンツ化する
テクニカル・インタビューサービス
----■社長・キーマン・創業者へのインタビュー
BtoB(企業間取引)を主業務にする業態の場合、お客さまが購入決定をするのは、スペックや価格だけではなく、その決定に至った企業姿勢(ポリシー)や設計思想、企業文化などもトータルに判定されます。
ですので、BtoBにおける企業理念のアピールや、創業者の哲学、そこから派生する企業ポリシーや判断基準などは、適切にお客さまに伝達すべきです。
社長や企業のキーマン、あるいは創業者の哲学などを、ていねいなインタビューで聞き出し、より多くの方にわかりやすく「コンテンツ」の形でまとめて置くことは、企業競争力の源泉としてとても重要です。
KID'S COMPANY は数多くの会社案内などの制作を通じて、社長や創業者の方の「想い」や「ゆずれない方針」などをしっかりと聴き取りしてまいりました。個性的で独自の表現をされるキーマンの声を、より多くのお客さまに伝わる言い方に整え、印刷物やWEBに最適なコンテンツにまとめています。
■ブログ記事(こちらもご参照ください)
発信力のある企業なら、取材できないライターを雇ってはいけません。
----■お客さまへのインタビュー
BtoB企業の販売促進やマーケティングにもっとも効果があるのが、「お得意さまの導入事例」ではないでしょうか?とくに、インターネットの時代になって、「お客さま側から見た商品・サービスのメリット」は、より多くのお客さまの「検索キーワード」として機能する可能性があります。
しかし特にBtoBの場合は、お客さまへの取材は、とてもデリケートなもので、オープンにして良い内容と、伏せておくべき内容との線引きがとても微妙ですし、つねにオープンにして良い内容かどうかの合意を得ながら取材を進め、実際の原稿の仕上がりも言葉の使い方の修正や微調整が必要となります。
KID'S COMPANY では、これまでに多数の「導入事例インタビュー」も手掛けており、業種や業態ごとの特殊な条件なども把握した上で適切な表現でコンテンツに仕上げることが可能です。
「この導入事例を紹介できれば、多くの見込み客さまにアピールしやすい。けれど、表現は良く考えなければならない」といった悩みはとても多いものです。こんな時の原稿(コンテンツ)作成には、経験豊富なKID'S COMPANYにぜひお声がけください。
■参考リンク
■最強のコンテンツマーケティングは「導入事例」の紹介である。
詳細紹介:導入レポート紹介
導入事例レポート紹介
多くの企業の製品やサービスは、多彩なメリットや具体的な導入事例など、多くの言葉を必要とする膨大な背景情報を持っています。それらは、有能な営業マンの方であれば、お客さまのご要望に応じて適切な内容を適切なタイミングでお伝えできるでしょう。
しかし、インターネットや面談の場では、時間に限りもあり、製品の「全体像」を手早く伝えることはなかなか難しいものです。
私が提供するキャッチフレーズ制作サービスは、これらの複雑なメリットを、出来る限りわかりやすく、一言でまとめる役割を果たします。
キャッチフレーズ、あるいは文章中の「見出し」などは、伝えたい事を短く伝えるとともに、印象的にアピールして存在感も与えます。同じ長さの文章を読んでも、見出しによる「要約」が間に入れば、読み手の頭の中はスッキリとして、より内容を深く理解くださるもので\す。
また、商品やサービスで訴えたいことは製品の特長だけでなく、サポート体制やユーザーからの好評な声であったり、多岐にわたる場合も多いものです。それらの多様な価値を、それぞれにキャッチフレーズ化したり、あるいはすべてを統合して印象的な一言にまとめるなどすれば、お客さまにとって、その製品・サービスの全体像がつかまえやすくなり、商談もスムーズに進みます。
仮にWEBや印刷物で、長文によるアピールがどうしても必要であったとしても、長い文章の中に適切に見出しをつけるだけで、お客さまにストレスなく読んでいただける内容に変化します。複雑な背景をもった製品などには、「見出し付き長文解説」は、とても効果のあるものだと思います。
企業の特長を表すものに、「企業スローガン」というものがあります。そこに、その企業の特長や差別化ポイント、理念や使命まで表れていたりしますし、その「見えない価値」をこそ信用して、その企業の製品やサービスを購入している、という場合は多いものです。
たとえば「極上の快適さをお届けする」と言った企業スローガンを掲げている企業なら、お客さまは本当の快適さを期待して、その企業の製品を購入されるでしょう。しかしそれは、「極上の快適」という言葉化しているからこそ期待が生まれるわけで、いくら快適なサービスを山のように用意していても、このスローガンによる「宣言」がなければ、お客さまに期待していただくことはできません。この「期待していただくこと」こそが言葉の力です。
また社内でプロジェクトを新たに立ち上げる時も、そのプロジェクト名がわかりやすい、親しみやすさを持っているかどうかは、プロジェクトの成否に関わる大問題であったりもします。
生まれた子供に名前が必要なように、企業のサービスや新規プロジェクトも、キャッチフレーズやネーミングの力なしには、現実社会に旅立つことができないのです。
「うまく言えないけれども、うちの会社(部署・製品)には、他にはない良さがある」と考えておられる方は、ぜひ一度ご連絡ください。私のキャッチフレーズ作成能力・ネーミング能力がお役に立つかもしれません。
取材(1時間:別料金約1万円~2万円目安)を行った上で、キャッチフレーズの制作を行います。おおむね1テーマに付き3案制作して1万円~10万円の間です。(内容によります。)
コピーライターの仕事の基本は「一行にまとめる力」。商品の特長や、魅力を、できるだけ簡潔に、印象深く読み手に伝えることが仕事です。どんな商品やサービスでも、さまざまな特長や魅力を一言にまとめておけば、お客さまの印象に、より残りやすくなります。
●構成案例(ホームページの場合) | |
※画像をクリックすると拡大表示されます。 |
そして構成案は、企業・製品・サービスのセールスポイントの「キャッチフレーズの束」と考えてください。パンフレットであれ、ホームページであれ、見込み客となるお客さまが興味を持ち、本文を読みたくなる見出し、あるいは、一言で製品やサービスの優位性が伝わるフレーズを、それぞれのページで多数展開しておくことが、販促ツールには必要です。
私が作る「構成案」は、そういう見出しやキャッチフレーズを具体的みっちりと書き込んだ形のものがほとんどです。サンプル
ホームページやパンフレットのそれぞれのページで、何をテーマとして、どう具体的に表現するか? までを練り込んだ形で全体像を決め込んでいくのが「構成案(ワイヤーフレーム)」です。
中身のしっかりした構成案があれば、読みやすく、わかりやすい販促ツールができあがります。この「構成」をしっかりさせるかどうかが、良いツール(パンフレット・ホームページ)の良し悪しを決めると言っても過言ではありません。
言わば、構成案は、企業コミュニケーションツールを作る際の「設計図」とも言えるものです。ここを最初にしっかりと練り込んでおきましょう。
※各ブロックをクリックすると、拡大表示されます。 |
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上記の手書き構成案を見ていただければわかりますが、私の場合は、文章構成だけではなく、図版や写真、画面データなどもセットで構成を考えています。取材した結果、文章で書くのが分かりやすい内容と、図版や写真・イラスト、あるいは画面写真など画像で説明した方がわかりやすい内容とを明確に切り分け、最適な表現を提案します。※サービス紹介>チーム制作>製品パンフレット>図版参照
図版や写真・イラストに関しては、印刷物やWEBのデザイナーさんがトータルにディレクションくださいますが、必要であれば、私の知り合いのデザイナーさんへの発注も可能です。
なににしろ、WEB・印刷物ともに、どんな表現で伝えれば伝わりやすいのかを、構成案の段階で練り込んでおくことが効率的なツール制作の基本となります。
取材(1時間:別料金約1万円~2万円目安)を行った上で、構成案の作成を行います。1ページ(A4用紙一枚相当)約8000円~です。
BtoBのライティングでよく言われる事に、「読む人も専門家だから、専門家に分かればそれで良いんですよ。」という言い方があります。でも、これは実は、かなり大きく間違っています。何故かというと、どこの企業であれ、専門家だけでは企業が成立していないからです。同じ企業の中に専門家と素人が共存しているのが企業であって、専門家の方だけがカタログを読んでくださるとは限らない、というのが実情です。
それに、どこの会社でも「新人」という人はいて、その新人の方が売り先の窓口担当者だ、ということもあります。その新人担当者に、商品の基礎知識をお教えしながら自社製品を売り込むという努力をされている営業マンの方もおられるのではないでしょうか?
新人教育には莫大なコストがかかるものですから、どこの会社でもそれほど力は入れられません。売り込みのために作られたWEBや印刷物が、そんな新人の方達を「教育」している部分も、実はかなり大きいのです。
自社の営業マンを育てるにしても同じ事。できる営業マンなら見込み客の方を教育してでも売り込んでくださいますが、新人営業マンでは商品説明自体がおぼつかない、ということがあります。そういう時にWEB・カタログは重要なツールとして活躍します。(営業マンのコピーロボットとしての成功事例カタログ参照)
「教育」しなければならないのは新人だけでなく、もっと古手で、しかも権限の強い方の場合もあります。それはたとえば「専門家」以外の方が購入決定者である場合です。部門の長が門外漢である場合や、経理のトップが購入の決裁権を持っている、あるいは購買部が決済権を持っている場合です。あなたの商品・サービスに詳しくない方が、あなたの商品の購入決定者であることが、ごく普通に存在しています。「組織」というものは一筋縄ではいかない存在なのです。
ですから、BtoBアプローチにおける原稿作成は、専門家の心を引きつける内容でありながら、専門用語をできるだけ少なくするという矛盾した事をする必要があります。そして、どうしても必要なキーワードが専門用語であるなら短く解説を入れるなどの気配りが必要なのです。
私が原稿を書く場合は、これらの事を判断した上で、与えられた長さの中で適切に言葉選びをしてまいります。
この、「専門家でなくてもわかる文章」は、従来の印刷物では、「パンフレットが回覧される可能性」も考えて行う、大切な要素でした。BtoB(企業間取引)での商品購入は、たとえば「部品(ネジ・バネ・バッテリーetc)」の購入であれば、その「部品」が、自社で生産する製品に組み込まれ品質に影響を及ぼすわけです。だから、パンフレットが社内の開発チームや関係各所に回覧されることも当然です。いきおい、二穴パンチでファイル保管されることも当然でした。
この「社内回覧」への気配りは、実はWEBの時代になって、よりいっそう重要性を増したと言えます。なにせインターネットとは「コピペ(copy&paste:文章切り貼り)の巣窟」「引用の万華鏡」環境でもあるからです。印刷物がコピー機で複製を作られていた何倍・何十倍の速度でインターネットでは複製が作られていきます。もともとはほんの数行の文章であっても、それがどこまでも、そのままの形で伝達される可能性があるのです。
だからこそ、その文章は、「企業間の信頼を醸成する確かな文章」でなければなりません。
押しつけではない説得力。客観性を感じられる主張。という矛盾した表現が文章に必要となってきます。本来なら、コピペして情報が届けられる、それぞれの立場の方の環境や実情、必然性にあわせて、こまやかな文章表現が必要なところです。しかし、コピペがあたりまえのインターネット環境では、それはほとんど不可能に近い話。確実に行えるのは、「どこで使っても誤解なく理解してもらえる汎用的文章パターン」を用意しておくことだけ、です。
この「どこにコピー&ペーストされても使える、商品・サービス説明文」の事を、私は「コピーブロックを作る」という言い方で呼んでいます。レゴブロックやダイヤブロックのような、組み立て部品のイメージですね。たとえば、ひとつの製品があって、その特長をもれなくリストアップしてあったり、あるいは、特定市場で有用性が高いのならば、たとえ数百字の短い文章の中でも市場背景の説明を短く入れて「何のために使う商品なのか?」を入れ込むなど、誰が読んでも製品の特長や概要がわかるようにしておくのです。こういう配慮があるかないかで、ひとかたまりの文章の理解度や、他のメディアへの応用性、他部門への到達度がまったく異なってきます。
とくに、インターネットの時代になって、この「他部門到達性」は、より重要になってきたのではないでしょうか? というのは何よりキーワードでの検索が当たり前になってきたからです。特定の市場での問題解決策を探ってネット検索をする。「特定市場での問題」で検索したときに、解決策として商品が表示されなければならないわけです。ですから「○○という市場の××という問題を解決する、我が社の□□」という文章構成が、つねに必要だ、ということですね。
ところが、意外な事に、BtoBなど企業間取引用の印刷では、当たり前のように気配りされてきた、こういう文章の作り方が、WEBマーケティングの世界では、ほとんど語られる事がありません。私は、大変もったいないことだと考えております。
原稿作成のポイントは以上なのですが、インターネットの時代になって、原稿の仕上げに必要な作業がひとつ増えたように思います。それは「WEBによる検証」ということです。
これはどういう事かというと、仕上がった原稿が、一般的に見て妥当な内容であるかどうかのチェックが必要だ、ということです。
いまの時代、ネットで検索するお客さまは、ある特定の課題に対して一通りは自分で検索を済ませている、ということです。ですから、書かれた原稿の内容がWEBで流通している文章と比較したときに効果的かどうか? あるいは常識知らずになっていないかどうか? ということが必要な場合があるわけです。
おおむね、新製品の特長などであれば、もともと自社独自の内容ですから、わざわざWEB検証を行わなくても効果的な文章になっている事が多いのですが、特定市場に後から参入する場合などは、言い回しに陳腐さがないか、用語の使い方にブレがないかなどの慎重なチェックが必要です。
私の場合、このWEBによる検証は、おおむね取材の段階であらかた済ませていて、ほとんど問題はないのですが、それでも原稿を書くに際して気配りをしなければならない場合はあり、できるだけ確認は取るようにしています。
逆に、お客さまの側から、「一般的にどう言われているのか分からないから、ちょっと調べてから書いて欲しい」と言われる事もありまして、その場合は資料を1から調べるのと同じ事になりますので、「WEB検証料」を別途請求させていただくようにしています。
こういう過程が必要になったのは、インターネットという新しい媒体が生まれたからなのですが、どういうわけか、WEB業界が、こういうライティングに求められる「必要なサービス」に気付いておられないし、サポートもされていないように思います。
最終的に文章を読まれる方の立場に立って文章を書けば、こういう工程は必然的に必要と気付くものだと思います。私は、ムダに作業に手間はかけたくはありませんが、お客さまに届く表現は必須と考えており、そのために必要な作業は結果としてサービスの中に含まざるを得ないと考えています。「企業のコミュニケーションのツールとしての文章」の最低限の体裁は整えたいと思います。
以上、解説しました・取材、・キャッチフレーズ、・構成案(ワイヤーフレーム)の3つの技能をベースに、・原稿作成を行うわけですが、これらを個別にご発注いただいてもかまいません。時と場合で柔軟に対応いたします。
しかしながら、現実の仕事の流れでは、個別に発注いただき、それぞれを積み上げてご請求しますと、大変な高額になる場合が多く、現実的ではありません。そこで1つの制作物に対しての「ページ単価」で計算するセット価格を設定しています。
それがこちらの企業さま向け「エンタープライズセット」です。
・企業さま向け[エンタープライズセット]
■企業さま向け取材・原稿(コンテンツ)作成パック作業内容 ・打合せ(ミニ取材含む・時により媒体提案) ・企画立案(頁構成立案・コンセプトメイク) ・頁構成案(サムネイル:手書きまたはパワポ) ■見出し・キャッチフレーズ作成 ■原稿(コンテンツ)作成(ネットによる簡単な検証作業含む) ■原稿(コンテンツ)修正(制作物完成までの原稿書き直しを含む) これら全作業を含めてA4一枚あたり3万円~ |
このセットの特長は、原稿を仕上げた後の「訂正・修正」までを含めてセット価格とさせていただいているところです。
企業広報活動におけるツール制作で、もっとも重要なことは、「複数の部署・部門の横断的チェックが必要となる」と言うことです。たとえば、広報の担当の方がツール制作を進めていても、製品特長の細部の言い回しのチェックは開発部の方の確認が必要、というような事が頻繁に起こります。内容にもよりますが、全社で活用されるツールなどの場合は、全社でチェックをしていただく必要があり、それらの修正を最終的にライターの目でキチンと確認しないと、言い回しがおかしくなってしまうことが起こります。
企業さま向けの原稿作成セットでは、この最終的な修正後のチェックまでを含めて私の作業、ということにしています。
・代理店さま向け[エージェンシーセット]
■代理店さま向け取材・原稿作成パック作業内容 ・打合せ(取材は別途経費:必要資料はご準備ください コンセプト・構成・媒体計画などのオリエンテーション資料もご用意いただきます。 ・頁構成案(必要に応じて) ■見出し・キャッチフレーズ作成 ■原稿作成(ネットによる各種検証作業含まず:別途料金) ■原稿修正(部分修正に限る:大幅変更は別途料金) これら全作業を含めてA4一枚あたり2万円~ |
企業の広報担当の方からの直接のご依頼ではなく、広告代理店さまやWEB制作会社さまなど、企業の代理としてご発注してくださる方の場合は、基本的な方向性を定めてからご発注いただくようにしています。
たとえばツールの方向性や企画などを固め、必要となる資料も揃えていただいた上で、原稿制作部分のみをご発注いただく、ということになります。
また、この場合は、原稿を書き上げた後の訂正・修正も、基本的に企業の代理をされている代理店様の判断で行っていただくこととします。
企画・資料集め・原稿の修正・企業様の窓口業務、を代理店の方には執り行っていただき、私は「ライティング」のみに専念する形になります。
私の作業は、標準的には、この「原稿を仕上げる」までです。
その後工程となる●グラフィックデザインや●WEBデザイン、●印刷などに関しては、それぞれ専門のスタッフ方にお客さまの方から発注いただくか、私の知り合いをご紹介するか、になります。
整理すると、以下のようになります。
原稿作成代行→ツール制作までのステップ
1.取材 ↓ |
●打合せ ●製品取材など |
2.キャッチ化 (見出し化) ↓ |
●セールスポイント確定 など |
3.構成 ↓ |
●媒体確定 ●情報整理 |
4.原稿作成 ↓ |
●執筆作業→チェック→完成 |
ツール制作 →配布・公開 |
■自社でデザイン・印刷・WEBスタッフをお持ちの場合 →御社スタッフと共同で制作作業を行います。 ■自社でデザイン・印刷・WEBスタッフをお持ちでない場合 →私の懇意にしているスタッフで制作作業を行います。 ※チーム制作サービス参照 ▼企業さま、代理店/制作会社さまを問わず、上記のように柔軟に対応します。 ※チーム制作は、上記1~4、どの過程からでもスタート可能です。 (できるだけ早い段階からチームで動く方が効率的です。) |
もちろん、デザインや印刷まで含めて「製品パンフレット」として納品まで対応することも可能です。その場合は別途お見積などで対応させていただきます。
また、ご発注いただいた企業さまが、よく発注されているデザインスタジオさんなどがありましたら、ライターとしてチームを組む、という事も可能です。