> 今月読んだ本 > 2007年12月分
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(2008年01月06日:記述) さて、また、先月読んだ本の一覧です。 ■12月に読んだ本 中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す 日本の十大宗教 米朝よもやま話 マリッジ・プレミアム 図解 マンダラ チャート お金は銀行に預けるな 寝ながら仕事術 ザ・シークレット 直感のちから いちおう面白かったもの順です。今月は豊作だったなぁという感じ。どれもなかなかおもしろかったです。「ザ・シークレット」と「直感のちから」以外は、どれもお勧めですね。 「ザ・シークレット」と「直感のちから」は、どちらもスピリチュアル系の書籍です。「ザ」の方は世界で860万部売れたとか言う話で、書店でも、ものすごい平積みになってるので読みましたが、TVのスペシャル番組をそのまま文字起こしした形になっていて、いろんな人の意見をつぎはぎにした書籍なので、一貫したメッセージとして弱いという感じ。 「直感」の方は、悪い本ではないですが、「直感と常識と論理を平行して使いましょう」という一言で、ほぼ一冊読んだのと同じです。 この2冊以外は、どれもかなり面白かったのですが、「十大新宗教」「よもやま話」は、すでに紹介したので割愛。残りを順に一言書評していきます。 ●中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す これは、またまた副島隆彦氏の著作ですが、新境地ですね。中国文化と政治に関する解説本。ものすごい荒い作りの書き方で、行き届いた分析とは言えないんですが、日本人が中国という国を知るための一番大きなところでのラフスケッチが読み取れるという感じです。ザクっと読んで、まぁ忘れてしまっても良い、くらいの気持ちで読むと良い本です。でもおおむね良書。おもしろいです。 ●マリッジ・プレミアム これは「結婚すると、どういう良い事があるか?」を真面目に考えた本です。この本で大切な事は、アメリカの億万長者の92%が離婚経験なしという点です。結婚すると、(1)健康(2)才能(3)財産の三つの面で「プレミアム=特典」を受けられる、という考え方を紹介しており、夫婦関係における「危機」についてもていねいに状況と乗り越え方を書いてあるのが素晴らしい点でしょう。一読の価値はあります。 ●お金は銀行に預けるな 順序はちょっと変わりますが、先にこの本を紹介します。 これは、例の10倍勉強法の勝間和代さんの投資に関する本ですが、もともと証券アナリストとして活躍された第一人者なわけで、内容はばっちり。まさに教科書とも言うべき内容です。いままで、こういう地に足の着いた投資指南書がなかったことの方がおかしいのですが、さまざまな投資について過不足なく紹介しつつ、どういう投資法が良いのかを教えてくれてます。 この本を読んで自覚したのは、僕自身は投資に対する知識が低いと思ってたのですが、自分で思ってるよりかは、ずいぶんと基礎知識はある方だったのだという点でありました。この本でお勧めしてるのは、結局はインデックス型の投信で手数料を抑えて、四分法とドルコスト法の考え方で、安定して年5%程度を狙う、超安定型投資のお勧めですから、僕がずっと考えてたのとまったく一緒。 で、ただそうなると、この勝間さんの本より「みんなの投資」という本の方が実践的で僕は好きなんですが。 ●みんなの投資勝間さんの本は「考え方」までは教えてくれるけど、具体性に欠けるしなぁ。まぁ教科書としては勝間さんの方がいいです。 あと、しかし勝間さんは「日本人の長時間労働」というものを、あまりに敵視しすぎてるところが難点。まぁ外資系でばかり働いてきた人だからしょうがないけど。日本人には聖書がないから、働く場で「人を読み合う」と言うことを倫理の基礎にしていて、だから精神衛生のために長時間労働が必要になる、という部分があるんですよね。そういう視点が欠けてるよなぁ。うーむ。ま、小さな問題ですが、そういう視点が欠けてるので、「面白み」がない。まぁしゃーないけど。 ●図解 マンダラ チャート マンダラ手帳に関しては詳しく紹介するのが面倒なので、割愛しますが、この数ヶ月、欧米式のやり方であるマインドマップを僕は取り入れて、いろいろ活用してみたんですね。ソフトもあるので買って試してみたんですが、あれはあれでなかなか良いものなんです。マインドマップは良い。 でも、現実的な実用上で言うと、マンダラ手帳の方が、はるかにシステマチックで効果が高いという気がします。このあたりはまたしっかりと書評を書きたいと思っているのですが、この本の言葉を一言引用すると、「鳥の目、蟻の目に加えて、魚の目が必要だ。」という言葉に集約されます。 人間は生きてる限り、複数のテーマ・課題を抱えていて、それらが平行して相互に影響しあっているんですね。それを鳥瞰すると言うことと、個別に分析して子細に検討する事というのは誰でもするし、鳥の目と蟻の目でチェックするというのは欧米的なとらえ方として、よくある考え方なんです。 でも、現実的に大事なのは、個別にバラバラなテーマの相互関係のバランスをいかに合理的にチェックするかという「テーマ間を自由に行き来する魚の目」なんですよね。それをマンダラチャートなら実現できる、とする本です。なかなか面白いんです。 まだもっと書きたいけど、これはまたしっかり書きます。 ●寝ながら仕事術 えー、これも書き出すと長くなるので、短くまとめると、この本の著者は例の進学校「灘高」の出身者で、灘高ではしっかり学習するために「たっぷり睡眠を取れ」というのが当たり前の常識として定着していた、というのが重要情報です。で、この著者は、そういう環境の中で「不眠症」になってしまった事に悩んで「睡眠」というものをキチンと考えるようになったという事ですね。 ともあれ「睡眠を削って頑張る」という考え方が、けっこう今の世の中にははびこってますが、それは明確に間違いであることがよく分かる本です。これもなかなか面白かったです。 ま、こんなところでしょうか。 |