学校は、ノートやメモの取り方は教えてくれない。
学校では、知識はいろいろ教えてくれますが、「どうやって学ぶか?」は教えてもらえましたか? ノートの使い方、メモの取り方。そんな基本的なことも教えてもらわなかったのではないでしょうか?
でも、これ、とてもおかしな事だと思いませんか? 自動車教習所に入学して、交通法規は教えても、エンジンのかけ方やブレーキを踏んで止まる方法、事故を起こさないように注意すべきことを教えない、というのと同じことだからです。
そして、いまの日本の公立の学校は、おおむね、小学校も、中学校も、高校も、大学も、ほぼほぼ、「勉強の仕方」、「知識獲得の方法」というようなものは教えてくれないのです。
教えてくれないなら、自分で学ぶしかない。
「学び方は教えない」。このことを、1969年発刊の梅棹忠夫先生の「知的生産の技術」ではすでにはっきりと指摘されていて、書籍の中で「こんな風に情報整理したらどうか?」という具体てkな提案をたくさんされているわけです。
だから、この本の事を知って読んでみるだけでも、「学び方」に対する態度は大きく変わると思います。
ご存知の方はご存知でしょうけれど、この「知的生産の技術」という新書本は、いまでもしっかりした書店なら新書のコーナーに置いている名著です。50年以上、その輝きを失っていないわけです。
そして、裏返して言えば、それは、日本の情報整理・知的生産の技術は、いまだに50年前と大きくは違っていないということを示します。学び方の基礎ができていない、ということは、知識や情報を、自ら選び取り、学習して、自ら学んでいく、という「態度」知らない人ばかりがいる、ということであり、「学び方の方法」は、とにかく自分で獲得するより他に手がない、ということを示します。
「学び方」が分かるからこそ、学習は楽しくなる。
「学び方」を知らないと、「学び」は苦しいものになります。そして「学び方」を知っていると、学ぶことが楽しいことに変わっていくのです。これは、もう一度自動車教習所のたとえに戻るなら、ちゃんと運転技術が身に付けば、車はドライブすること自体が目的になるという当たり前の話になるでしょう。どのくらいハンドルを回せば車がカーブを曲がるか。アクセルをどの程度踏めばスピードがどのくらい上がるか。そういう「方法論」が分かれば、「ドライブを楽しむ」こともできるのです。車の運転の仕方が身に付いているから、「どこかに出かけてみたい」という欲求が生まれてくるのです。
だから、ノートの取り方を知らないとか、もらった資料の整理方法を何も知らないとか、知識活用の基礎的能力がないと、「楽しみながら知識を身につける」とか、「自ら必要な情報を取得しに行き、キチンと保存して活用できるようにする」ということができなくなります。自分で学ぶ態度を持つ、ということは、そういう意味で大事なのです。
「学び方」の概略が分かる、書籍の一覧を差し上げます。
そういう思いをこめて、これまでに私が読んできたメモやノートを使いこなすための基本図書を、厳選して42冊の一覧表にしました。表紙画像とアマゾンへのリンクも貼ってあります。このPDFをダウンロードして、知識や技術を獲得する基礎体力を身につけてみませんか?
かく言う私、木田茂夫も、それほど知識獲得・情報活用に長けているわけではありません。それでも先達の知識はとても役立っています。この便利さを、みなさまにも知っていただきたいと思うのです。
今回まとめた、
●「メモ・ノート・手帳を使いこなすための Stationery Book 42」
は、いわば「学び方」を記載した書籍ばかりが詰まっている、とても有用な情報だと、僕は思っています。まさに、日本の教育にゴソッと、落ちて欠けてしまっている「学び方のノウハウ」をたっぷりと補ってくれる情報なのです。
どうせ本を読むなら、自分のレベルがかなり大きく変わる、というような本をこそ、まずは読まないといけない。どの本から読み始めるかは、だからとても重要だと思います。
ということで、なんでもないPDFのように思われているかもしれませんが、「メモ・ノート・手帳を使いこなすための Stationery Book 42」は、かなり役立つ、良い情報だと思います。ぜひ、ダウンロードしてください。
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